鍼灸について
鍼灸は東洋医学の代表的治療法のひとつですが、まだまだ一般的に普及しているとはいえません。
「鍼は痛い?」「お灸は熱い?」と思い込んでいる人が多いですね。
ここでは、鍼灸治療がどんなことをするのか簡単に説明したいと思います。
まず、鍼灸治療は3年間専門の養成機関で勉強を積み、はり師きゅう師の 国家資格を取得 した人ができる施術です。
そして鍼灸師は、あなたの心と体を見つめて、日々察知できない体のSOSを受け止め、治療や予防を行っています。
あなたの知らない、気づかない体の弱点を治しながら、本当の健康を引き出すお手伝いをします。
あなたのからだはあなた自身の力で治してほしい。
そのためのお手伝いをさせていただきます。
治療方法は東洋医学を用いた経絡治療や筋肉に直接アプローチする治療など、他にも様々な治療法があります。
人間には元来、自然治癒力が備わっており、鍼灸治療はその自然治癒力をアップさせる効果があります。
東洋医学的健康とは、陰と陽のバランスが整った状態のことで、陰と陽のバランスが崩れると病気になります。
鍼灸師は、鍼とお灸で氣.血.津液を整え身体のバランスを正常な状態に近付けます。
その効果は、肩こり腰痛といった筋肉や関節などの痛みだけでなく、かぜの諸症状や内臓疾患など身体の内部に対しても効果ありです。
病気を治すのは患者さん自身で、鍼灸師はそのお手伝いをするだけです。
WHO(世界保健機関)でも鍼灸の有効性を認めています。
日本鍼灸師会のHPより
最近、NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表しました。
WHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性を認めた疾患はこちらをご覧ください